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ゴルゴ13 九竜の首[ごるごさーてぃーん くうろんのくび]
『ゴルゴ13 九竜の首』(ゴルゴさーてぃーん くうろんのくび、''狙擊十三'', ''Golgo 13: Assignment Kowloon'' )は、1977年の日本・香港合作映画〔当該記事に外部リンクしている各々の映画データベースにより、製作国が「日本」、「香港」、「日本と香港の合作」とそれぞれ異なっているが、本作のクレジットタイトルでは#スタッフのとおり、日本側である東映の製作スタッフと、香港の製作会社・嘉倫電影とその製作スタッフが双方表記されている。〕。主演 : 千葉真一、監督 : 野田幸男、製作 : 東映・嘉倫電影、カラー・シネマスコープ、93分。 == 解説 == さいとう・たかをの劇画『ゴルゴ13』を映画化した作品。原作の第32話「帰ってきた標的」、第55話「ANGRY WAVES」、第62話「九竜の餓狼」の部分的な内容と第57話「キャサワリー」の名のみを取り入れ、これらに新たな脚色を加え、マイアミ・香港・東京・京都・マカオで、縦横無尽に活躍するゴルゴ13(デューク東郷)が描かれた内容となっている。これまで千葉真一は小説・劇画を映画化した『ボディガード牙シリーズ』、『ウルフガイ 燃えろ狼男』、『けんか空手シリーズ』、『ドーベルマン刑事』の主人公に扮してきたが、本作では目線・態度・仕草で無表情・無口なキャラクターであるゴルゴ13を演じた。スタントでは原作の「ANGRY WAVES」と同様の落下するクレーンに摑まっての攻撃、走行する2階建てバスの屋根から脱出、ロッククライミングして崖にぶら下がりながらの狙撃、ジャパンアクションクラブ (''JAC'' ) の面々が扮した敵をカラテで倒す格闘など、数々のスリリングなシーンがテンポよくスピーディーに展開されている〔1977年、10月上旬、秋の特別号。〕。1977年6月末まで香港のロケーション撮影が行われていたが、当地では''Sonny Chiba'' ブームに拍車をかけ、九龍城領域内の九龍城砦では映画史上初めてカメラを持ち込み撮影された〔。 主な脇役には麻薬撲滅に執念を燃やす香港警察の主任刑事・スミニーに共同製作している嘉倫電影の代表・嘉倫〔、その部下で潜入捜査官・林玲に志穂美悦子、スミニーの妹・葉連に新藤恵美、ポラーニア領事・ポランスキーにジェリー伊藤、ゴルゴ13と関わる香港の娘・紅蘭に1973年の第1回ミス香港で優勝した孫泳恩、麻薬シンジケート香港支部・支部長に林偉琪、その愛人に丹娜、スミニーの忠実な部下刑事に黄樹棠、九龍城に住む調達屋・重宗千造に鶴田浩二など、国際色豊かなキャスティングがされている〔。日本では1977年9月15日から公開。言語を日本語のみで千葉真一・志穂美悦子・新藤恵美・ジェリー伊藤・笹木俊志・波多野博・高橋健二・高橋敏光・古賀弘文・鶴田浩二以外の出演者全てが、日本の声優による吹き替えとなった。ただし声優はクレジットタイトルに掲載されておらず、声優により複数の役を吹き替えしている。香港では1978年5月4日に封切られ、全て広東語で統一された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゴルゴ13 九竜の首」の詳細全文を読む
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